経理スキルの入門編とされている資格が「簿記3級」です。
入門編ということで簿記初心者であっても、正しく学習すれば独学で十分合格を狙える資格となっています。
この記事では簿記初心者が、独学で簿記3級合格するまでの難易度や独学をオススメする理由を実体験を元に説明していきます。
簿記初心者で独学での3級合格難易度は?
一般に簿記3級は資格の中では低めの難易度と言われています。
直近の試験(ペーパー試験、ネット試験どちらも)の合格率を見ても34〜41%程と高い合格率を示しています。
(※独学者の合格率ではないです)
【ペーパー試験】
期間 | 合格率 |
166(2024.2.25) | 36.3% |
165(2023.11.19) | 33.6% |
164(2023.6.11) | 34.0% |
【ネット試験】
期間 | 合格率 |
2023年4月~2024年3月 | 37.1% |
2022年4月~2023年3月 | 41.2% |
2021年4月~2022年3月 | 41.0% |
実際、学習ボリュームはテキスト1冊でも網羅できる程で、内容も経理の基礎知識を身に付ける程度のもので程難易度と言われているのも分かります。
とはいえ簿記初心者は正しい方法で学習しなければ、模擬試験や試験でも思うように点数が取れず合格点に達しないことは十分に起こり得ます。
勉強時間について
簿記3級合格に必要な学習時間は一般に以下とされています。
- 独学の場合:100〜150時間
- セミナー等を利用した場合:50〜100時間
セミナーを利用した方が50時間程短い学習時間で取得できていることが分かります。
右も左も分からない簿記初心者の方は、教えてもらう形で学習を始めた方が楽ではありますが、私は断然独学をオススメします。
以下にその理由を説明してきます。
独学をオススメする理由
簿記3級の独学をオススメする理由は以下です。
- 独学でも学習時間はあまり変わらない
- 自分の学習スタイルが身に付く
- 学習習慣画身に付く
- 独学でも学習時間はあまり変わらない
独学かそうでないかで勉強時間は50時間程しか変わりません。
これは簿記2級, 1級やその他の資格と比べてもかなり短い差です。
学習方法次第でそれよりも短くすることもできますし、セミナーにかかる費用も節約することができます。
また、自分で試行錯誤して学習スタイルを確立したり、学習習慣を身に付けるという点でも、独学というのは有効的です。
実際私も初学者でしたが、80時間の独学学習で合格することができています。
- 自分の学習スタイルが身に付く
学習には自分に合ったスタイル合わないスタイルがあります。
これは自分で学習して色々と試行錯誤していく中で段々と分かってくるものだと思います。
セミナーで教わるわけではなく、独学でやるからこそ自分にとって効率の良いやり方で進めることができます。
ちなみに私の場合は、
テキストを一通り学習する
→問題集を解いて忘れていた箇所を復習
→問題集を解いて忘れていた箇所を復習
→以下問題集の繰り返し…
といった方法で、テキストで一通り学習した後は、問題集ベースで学習していました。
昔から実戦問題の中で内容を理解していく学習方法が好みでしたのでこのやり方に落ち着きました。
- 学習習慣が身に付く
簿記3級に効率よく合格するためには継続的な学習が必要です。
日々の学習をどう進めるか、空いた時間をどう使うか、全て自分で決めなければいけない独学だからこそ身に付けられる力です。
合格したいという気持ちが強い程、少しでも時間を無駄にしたくないという気持ちが強くなっていくのを実感できて良いです。
身に付いた学習習慣は簿記3級以外の学習でも非常に役立ちます。
独学でのオススメのテキスト・問題集、勉強方法は以下にまとめています。
まとめ
簿記3級の独学合格のの難易度や独学オススメの理由を実体験から説明していきました。
簿記3級は難易度の低い資格ではありますが、「合格する」という強い気持ちと正しい学習方法がなければ合格できません。
(もし本当に簡単な資格なら合格率40%前後にはならないはずw)
しかし、正しい努力を積めば独学でも短期間で合格可能な資格となっていますので、是非独学での合格を目指してみてください。
学習形式:完全独学
総勉強時間:80時間(学習期間:1ヶ月)
テスト結果:95点/100点(合格ライン:70点)